[研究成果]〈ポスト帝国〉の東アジア: 言説・表象・記憶 

「記憶と和解」と「過去の克服」
東アジアにおける戦後の脱植民地化は、帝国主義に冷戦構造が折り重なる暴力の連鎖に巻き込まれていく。そして冷戦体制の崩壊という世界史的転換を迎えることで、いかに国家暴力の時代を克服して正義を回復し、和解を成し遂げるのかという課題と向き合ってきた。本書は、こうした暴力にさらされた戦後の東アジアが、当該の国や地域を越えてトランスナショナルに展開する「記憶と和解」のポリティクスを、「過去の克服」に向けた〈ポスト帝国〉の連帯として位置付け、その実践的意味を問う。

青土社 (出版社)

著者

玄武岩(ヒョン・ムアン) 北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究員教授。メディア文化論、日韓関係論。著書に『コリアン・ネットワーク メディア・移動の歴史と空間』(北海道大学出版会、2013年)、『「反日」と「嫌韓」の同時代史 ナショナリズムの境界を越えて』(勉誠出版、2016年)など。

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